レティシアは苦悩していた。覚悟ならとうに決めたはずだと思っていたのに、いざとなると震えてしまう自分が不甲斐ない。浮かれてしまっているのだ。自分が任された役が決まった時、うっすら期待してしまった事が、現実のものとなって。レティシア(……そんなの…
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